調神社(読み)ツキジンジャ

デジタル大辞泉 「調神社」の意味・読み・例文・類語

つき‐じんじゃ【調神社】

さいたま市浦和区にある神社。旧県社。祭神天照大神あまてらすおおみかみ豊宇気毘売神とようけびめのかみ素戔嗚尊すさのおのみこと律令時代調を収める倉がのちに社になったとされる。中世以降は月待ち信仰と結びつき、狛犬の代わりに兎の像が置かれるなどした。つきの神社。調宮つきのみや

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精選版 日本国語大辞典 「調神社」の意味・読み・例文・類語

つき‐じんじゃ【調神社】

  1. 埼玉県さいたま市浦和区岸町にある神社。旧県社。祭神は天照大神、豊宇気姫神、素盞嗚尊(すさのおのみこと)開化天皇ころ創立とも、伊勢神宮御戸代の調(ちょう)を納める倉が後に社となったものとも伝えられる。浦和総鎮守。つきの宮。つきの宮神社。

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日本歴史地名大系 「調神社」の解説

調神社
つきじんじや

[現在地名]浦和市岸町三丁目

大宮台地の南端に位置する。調宮つきのみやの名で広く知られる。旧県社。祭神は天照大御神・豊受比売命で、素盞嗚尊を配祀する。「延喜式」神名帳に登載される足立郡四座のうちの「調ツキノ神社」が当社に比定される。社名から調を収納した足立郡の御倉(神座)に祀られていた神が発展したものと考えられる。同郡の調は東山道を通じ朝廷に送られたが、宝亀二年(七七一)武蔵国が東海道に所属すると、御倉は役目を終え神社として祀られるようになったという(式内社調査報告書)。ほかに渡来系氏族調氏の祭神とする説もある。

寛文八年(一六六八)の調宮縁起(社蔵)によると、崇神天皇の勅創。

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デジタル大辞泉プラス 「調神社」の解説

調(つき)神社

埼玉県さいたま市にある神社。祭神は天照大神(あまてらすおおみかみ)、豊宇気毘売神(とようけびめのかみ)、素戔嗚尊(すさのおのみこと)。伊勢神宮へ納める貢物(調)を収める倉が起源とされる。通称「調宮(つきのみや)」。

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