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調 ちょう key

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

調
ちょう
key

一定の音を主音として整えられた音楽的秩序をいう。西洋音楽では,実際には「調性」という言葉とほとんど同一視されている。西洋音楽は,17~18世紀からいわゆる調性の時代に入った。したがって調は西洋音楽の歴史にきわめて重要な意味をもっている。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

ちょう〔テウ〕【調】

律令制下の基本的物納租税の一。大化の改新では田の面積および戸単位に、大宝律令では人頭税として課せられ、諸国の産物(絹・綿・海産物など)を納めたもの。庸(よう)とともに都に運ばれ国家の財源となった。みつぎ。→租(そ)
西洋音楽で、楽曲の旋律や和声を秩序づけている、ある主音主和音を中心に組み立てられた音の体系。用いられる音階が長音階短音階かによって長調短調に分けられ、おのおのの調はその主音の名をとってハ長調・イ短調のようによばれる。
日本の雅楽で、主音の音高を表す。黄鐘(おうしき)調壱越(いちこつ)調など。
双六(すごろく)で、二つの采(さい)に同じ目が出ること。
(接尾語的に用いて)調子のこと。「七五調」「浪曲調」「ピカソ調

ちょう【調】[漢字項目]

[音]チョウ(テウ)(漢) [訓]しらべる ととのう ととのえる みつぎ
学習漢字]3年
全体にわたってつりあいがとれる。つりあいをとる。「調停調和協調
手を加えてほどよくする。ととのえる。「調教調整調製調達調髪調味調理調律新調
物事の進行するぐあい。「調子快調好調順調単調同調不調歩調
音楽や文章などの趣。「調子哀調音調格調基調強調曲調口調(くちょう)低調乱調論調
音楽で、音階の性質。「調性短調長調
とりしらべる。「調査調書
昔の税制の一。みつぎ。「調布租庸調
[名のり]しげ・つき・なり

つき【調】

古代の税のこと。みつぎもの。
「汝は浮浪人(うかれびと)なり。何ぞ―をいださざる」〈霊異記・下〉

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百科事典マイペディアの解説

調【ちょう】

租庸調(そようちょう)

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防府市歴史用語集の解説

調

 律令[りつりょう]時代の税の1つで、絹[きぬ]や糸など地方の産物を毎年一定の量ほど納めさせました。

出典|ほうふWeb歴史館
Copyright 2002,Hofu Virtual Site Museum,Japan
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世界大百科事典 第2版の解説

ちょう【調】


[中国]
 古代・中世の税目。漢代以来軍費の調達,徴発に関し〈調〉字が用いられており,204年(建安9)曹操の令によって,戸ごとに絹2匹,綿(まわた)2斤を出させて以来,晋・南朝を通じ戸調が税制の中核となった。北魏の均田法発布以降,丁男・丁妻対象に定額の布帛を調として課し,唐制では丁男1人当り絹2丈もしくは麻布2丈5尺(ともに幅は1尺8寸)と定められ,なお絹には綿(まわた)3両,布には麻糸3斤を併徴した。

ちょう【調】

本来は中国の音楽理論用語。日本でもこれに準じて用いられ,洋楽のkey等の訳語としても用いられる。
[中国]
 広義には音階を含めた音組織全体や〈腔調〉のように旋律型までも意味するが,狭義には音階の種類の意味に使われる。五声七声の各構成音のすべてを主音として5種,7種の調が作られ,その主音の名をとって宮調,商調などと呼ぶ。各音階の主音に絶対音高である十二律の各律をあてると,5音音階なら60調,7音音階なら84調が得られる。

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大辞林 第三版の解説

ちょう【調】

律令制の租税の一。大化の改新の際、田の調と戸ごとの調を定めたが、大宝令・養老令では唐制にならって男子のみに負担を限り、絹・絁あしぎぬ・糸・綿・鉄・魚介類など諸国の産物を中央に納めさせた。九~一〇世紀に崩壊。みつぎ。
絶対音高をもつ主音を中心として一定の機能を備えた諸音の体系を指す用語。代表的なものとしては西洋音楽の調体系や、中国音楽の宮・商・角・徴・羽などの五声や七声を主音とする体系がある。しばしば旋法と混同して用いられる。
音階の主音の高さを指定する用語。 「ハ-からト-へ転調する」
名詞の下に付いて、そのようなリズム・スタイル・雰囲気であることを表す。 「七五-」 「万葉-」 「ロック-の音楽」

つき【調】

貢納された物。 「万よろず-奉るつかさ/万葉集 4122
税。租や調の総称。 → みつぎ(貢)

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の調の言及

【能】より

…拍子合のノリ型は,詩型と拍配置の関係に基づいて,平(ひら)ノリ,中(ちゆう)ノリ,大(おお)ノリの3種に分かれる。大ノリは1字1拍,中ノリは2字1拍の明快な拍配置をとっているのに対して,平ノリは3字目ごとにモチと称する延長部分を挿入して,七五調1句12字を8拍に当てはめる独特の拍配置をとっている。能の謡ではこれがもっとも普通のノリ型なので,平ノリと称するのである。…

【課役】より

…課は割り当てて徴収する,役は労役に徴発する意味の動詞,名詞で,これを組み合わせて公課の主体を指称した。その内容は(丁あたり粟2石)と調(丁あたり絹2丈,あるいは麻布2丈5尺,それに付属物として絹糸,綿(まわた)あるいは麻糸が加わる)および役(年間20日間の力役,中央政府が徴発し主都の建設,土木工事等に使われる)の3種よりなる。役は1日当り3尺の絹(あるいは3尺7寸5分の麻布)に換算代納されるのが一般となり,これはと呼ばれ,課役は租庸調を意味するようになった。…

【租庸調】より

…その完成形態を示す唐の〈開元賦役令〉によりその大体を略述すると,まず徴収対象は九品以上の官人や王公貴族および旌表者(忠孝節義を表彰された者),僧侶道士と身体障害者,部曲・奴隷等の賤民を除く良民の男子正丁に限定され,対象者(課口)でも,老親などのめんどうをみる者(侍丁),服喪者,兵士,色役(しきえき)従事者等は実際の徴収を免除された(見不輸(げんふゆ))。 次に税額は毎丁が粟(あわ)2石(約60l),調が絹(けん)・綾(りよう)・絁(し)というきぬで2丈と綿(まわた)3両,非養蚕地では麻布2丈5尺と麻糸3斤,は力役20日分(閏年には22日分)の代納で1日当り絹3尺または麻布3尺7寸5分の割で,計絹1匹2丈(=6丈),麻布1端2丈5尺(=7丈5尺)となり,調庸は併せて一括徴収されるから,毎丁絹2匹(約24m)あるいは麻布2端(約30m)の負担である。調庸については地域別に特産品で代納することが行われ,嶺南で銀に代えて納入された実物が西安何家村遺跡で発見された。…

【織物】より


[律令制下の織物]
 7世紀初頭から始まった遣隋使や遣唐使の派遣によってもたらされた文物や技術,学問,制度などの中で,国家体制の基本をなす律令制の導入は,染織品の生産,発展にもきわめて大きな影響を与えた。律令制にもとづく税の基本は租と調・庸であったが,調・庸には主として絁(あしぎぬ)と麻の織物があてられていた。それは中央政府の財物として地方から輸送することが比較的容易であり,また一つには,織物の場合1人の人間の1日の労働量が,生産状態にきわめて明確に現れるという利点があったからである。…

【課役】より

…課は割り当てて徴収する,役は労役に徴発する意味の動詞,名詞で,これを組み合わせて公課の主体を指称した。その内容は(丁あたり粟2石)と調(丁あたり絹2丈,あるいは麻布2丈5尺,それに付属物として絹糸,綿(まわた)あるいは麻糸が加わる)および役(年間20日間の力役,中央政府が徴発し主都の建設,土木工事等に使われる)の3種よりなる。役は1日当り3尺の絹(あるいは3尺7寸5分の麻布)に換算代納されるのが一般となり,これはと呼ばれ,課役は租庸調を意味するようになった。…

【調】より


[中国]
 古代・中世の税目。漢代以来軍費の調達,徴発に関し〈調〉字が用いられており,204年(建安9)曹操の令によって,戸ごとに絹2匹,綿(まわた)2斤を出させて以来,晋・南朝を通じ戸調が税制の中核となった。北魏の均田法発布以降,丁男・丁妻対象に定額の布帛を調として課し,唐制では丁男1人当り絹2丈もしくは麻布2丈5尺(ともに幅は1尺8寸)と定められ,なお絹には綿(まわた)3両,布には麻糸3斤を併徴した。…

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