デジタル大辞泉
「諸口」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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もろ‐くち【諸口】
- 〘 名詞 〙
- ① 多くの人のいうことば。民衆の声。衆口。
- [初出の実例]「世をまつりごちなれ給へる御王位だに、臣下のもろくちと申す事は、え否(いな)び給はぬことなり」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲中)
- ② 馬の口につけた縄を二人が引くこと。
- [初出の実例]「思ひ思ひの鞍置いて、〈略〉あるは乗口に引かせ、あるはもろ口に引かせ」(出典:平家物語(13C前)九)
- ③ 「もろくちがみ(諸口紙)」の略。
しょ‐くち【諸口】
- 〘 名詞 〙
- ① いろいろの項目、口座。
- ② 簿記で仕訳をする場合に、取引の貸借どちらか一方が二つ以上の勘定科目になっていること。借方の仕入れに対し、貸方は現金と銀行預金となる類。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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