20世紀日本人名事典 「谷内六郎」の解説
谷内 六郎
タニウチ ロクロウ
昭和期の童画家
- 生年
- 大正10(1921)年12月2日
- 没年
- 昭和56(1981)年1月23日
- 出生地
- 東京・恵比寿
- 学歴〔年〕
- 駒沢尋常高等小学校〔昭和10年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 文芸春秋漫画賞(第1回)〔昭和30年〕「おとなの絵本」
- 経歴
- はじめ漫画家として出発、「笛吹小次郎」「魔の地中域」などの子ども漫画を発表。昭和30年に「おとなの絵本」で第1回文芸春秋漫画賞を受賞したのを機に挿絵画家に転身。31年には「週刊新潮」の表紙画家として起用され、その創刊号から25年間にわたって、毎号、子どもを配した叙情的な表紙絵を描き続けた。また晩年は宮城まり子さん運営の“ねむの木学園”(静岡県浜岡町)で子供たちの絵の指導をしていた。画集に「谷内六郎画集」「ねむの木」「幻灯館」など、絵本に「ぎんのわっか」「びんのそら」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報