精選版 日本国語大辞典 「豪家」の意味・読み・例文・類語 ごう‐かガウ‥【豪家】 〘 名詞 〙 権勢のある家。また、金持の家。[初出の実例]「豪家常愛用、貪吏適相逢」(出典:菅家文草(900頃)三・舟行五事)「この穂積といふ家は、素と県で三軒と云はれた豪家(ガウカ)の一つである」(出典:蛇(1911)〈森鴎外〉)[その他の文献]〔史記‐呂不韋伝〕 ごう‐けガウ‥【豪家】 〘 名詞 〙 =こうけ(高家)〔源注余滴(1799‐1830)〕豪家の補助注記「豪」は漢音カウで、「高家(こうけ)」と「豪家」は相通ずるとされるが、「豪家」には、一六世紀ごろガウケと読まれたらしい例がある(「元亀本運歩色葉集」には「豪家(カウケ)」の「カ」右肩に濁点とおぼしい朱点がある)。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「豪家」の読み・字形・画数・意味 【豪家】ごう(がう)か 豪富の家。〔史記、呂不伝〕(秦の王子)子楚、秦の爲に趙に質子(ちし)と爲る。~趙、子楚の妻子をさんと欲す。子楚の夫人は趙の豪家の女なり。(かく)るることを得て、故を以て母子(つひ)に活くることを得たり。字通「豪」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報