日本歴史地名大系 「貞祥寺」の解説
貞祥寺
ていしようじ
貞祥寺開山歴代伝文(貞祥寺蔵)によると、大永元年(一五二一)前山城主伴野貞祥が祖父光利と父光信の追善のために荒れ山の西の岡に開基し、武蔵国
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
貞祥寺開山歴代伝文(貞祥寺蔵)によると、大永元年(一五二一)前山城主伴野貞祥が祖父光利と父光信の追善のために荒れ山の西の岡に開基し、武蔵国
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長野県佐久(さく)市前山(まえやま)にある曹洞(そうとう)宗の寺。洞源(とうげん)山と号する。本尊は釈迦如来(しゃかにょらい)。1521年(大永1)前山城主伴野佐衛門佐貞祥が、祖父光利と父光信の追善のため、仏光円明(ぶっこうえんみょう)を開山として開創した。山号は光利の法号、寺名は佐衛門佐の名による。武田信玄(しんげん)、小諸(こもろ)城主仙石秀久(せんごくひでひさ)、徳川家光(いえみつ)らの保護を受けて栄えた。現在の堂宇は貞享(じょうきょう)年中(1684~88)の建立と伝えられる。寺宝には二十五条袈裟(けさ)、徳川家康像、伴野貞祥像、達磨(だるま)像、五祖像、出山釈迦像、武田信玄朱印状、依田(よだ)氏寄進状などがある。
[菅沼 晃]
出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報
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