贖刑(読み)しょっけい

精選版 日本国語大辞典 「贖刑」の意味・読み・例文・類語

しょっ‐けいショク‥【贖刑】

  1. 〘 名詞 〙 金銭を出して刑を免れること。また、贖金を科する刑罰贖罪
    1. [初出の実例]「禹穆贖刑。秦之車裂」(出典:異制庭訓往来(14C中))
    2. [その他の文献]〔書経‐舜典〕

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普及版 字通 「贖刑」の読み・字形・画数・意味

【贖刑】しよくけい

財をもって刑を免れる。〔書、舜典〕もて五刑を宥(ゆる)うし、鞭(むち)もて官刑を作(な)し、(ぼく)もて刑を作し、金もて贖刑を作す。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「贖刑」の意味・わかりやすい解説

贖刑
しょくけい
shu xing

中国旧来の財産刑一種古典にもみえるが,漢以後,本刑に代わる刑罰として,「贖刑」「贖金」(日本法制史上は)「贖銅」が認められた。唐・宋法では,特定身分の者や老年幼年などの制限行為能力者の犯罪に,換刑として認められ(官品ある者は先に官当し,残余を贖する),普通人でも故意を除き,過失によって人の生命身体に損害を与えたとき,贖銅を徴して被害者の家に入れ,実刑を科すのを免じることになっていた。

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