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五刑 ごけい wu xing

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

五刑
ごけい
wu xing

中国古代以来の基本的な刑罰体系。『書経』には大辟 (死刑) ,宮刑 (男は去勢,女は幽閉) ,ひ刑 (ひけい。足切り) ,ぎ刑 (ぎけい。鼻そぎ) ,墨刑 (入墨) ,『周礼 (しゅらい) 』には墨,ぎ,宮,げつ (足切り) ,殺があげられていて,中国にもヨーロッパと同様,流血の刑罰の時期のあったことを示す。

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デジタル大辞泉の解説

ご‐けい【五刑】

古代中国で行われた五つの刑罰。墨(ぼく)(いれずみ)・劓(ぎ)(はなきり)・剕(ひ)(あしきり)・宮(男子は去勢、女子は幽閉)・大辟(たいへき)(くびきり)をさす。→九刑
日本ので規定された五つの刑。笞(ち)杖(じょう)徒(ず)流(る)をさす。五罪。

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百科事典マイペディアの解説

五刑【ごけい】

中国の刑罰。先秦時代の古典によると,死刑と四つの肉刑をさした。肉刑とは宮(男子は去勢,女子は幽閉する),【び】(足切り),【ぎ】(鼻切り),黥(げい)(入墨)をいう。
→関連項目律書残篇流罪

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世界大百科事典 第2版の解説

ごけい【五刑 wǔ xíng】

中国の刑罰体系。二つの意味がある。第1は《書経》《周礼(しゆらい)》など先秦時代の古典に現れる五刑であって,墨(いれずみ。黥(げい)ともいう),劓(ぎ)(はなきり),剕(び)(あしきり),宮(去勢),大辟(死刑)の5種類の刑罰をいう。第2は唐律以降,歴代の律に現れる五刑であって,笞(軽いたたき。10,20,30,40,50の5等),杖(重いたたき。60,70,80,90,100の5等),徒(強制労働

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大辞林 第三版の解説

ごけい【五刑】

中国古代に行われた五つの刑罰。墨ぼく(いれずみ)・劓(鼻きり)・剕(片足切り)・宮きゆう(男は去勢、女は幽閉、一説に鎖陰)・大辟たいへき(首切り)の五つ。のち、隋に至って、笞・杖じよう・徒(懲役)・流・死の五種となった。
日本の律の正刑。笞・杖・徒・流・死の五種。五罪。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

五刑
ごけい

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世界大百科事典内の五刑の言及

【刑罰】より

…7世紀半ばの大化期にはまだ徒刑は現れていないが,笞杖刑,流刑,死刑や盗犯に対する倍額賠償制等がみえ,それらには,中国律の影響がうかがわれる。 7世紀後半の天武朝初期に,日本に初めて唐律の五刑の刑罰体系が導入され,8世紀初頭の大宝・養老律令の制定に至って,その確立をみた。律の刑罰は,笞罪(ちざい),杖罪(じようざい),徒罪(ずざい),流罪(るざい),死罪の五刑二十等を主刑とし,このほか,加役流,人身の没官,移郷が主刑に準ずるものとしてあり,付加刑としては,贓物の没収,被害者への返還,損害賠償,官人に対しとくに科せられる除名(じよみよう),免官,免所居官等がある。…

【中国法】より

…その詳細は知るべくもないが,《書経》の中の呂刑という篇が,そのおもかげを伝えていると思われる。都市国家内部にはあたかもギリシアのそれのごとく,支配階級たる士と,被支配階級たる庶民の対立が見られたが,呂刑にいうところの贖罪の制は士に適用さるべきもので,いわゆる五刑,すなわち肉体刑の五等は庶民に適用されたものと思われる。その五等とは,墨は顔に入れ墨すること,劓(ぎ)は鼻先を切りおとすこと,剕(ひ)は足を切ること,宮は男子の勢を去って中性となすこと,大辟は死刑である。…

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