粗樫(読み)アラカシ

デジタル大辞泉 「粗樫」の意味・読み・例文・類語

あら‐かし【粗×樫】

ブナ科の常緑高木。本州中部以南の山地自生樹皮は緑がかった灰色。葉は堅く、楕円形で先半分の縁にぎざぎざがある。春、尾状の雄花と上向きの雌花とをつける。実はどんぐり。材は家具木炭にする。くまかし。
[類語]赤樫白樫姥目樫

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精選版 日本国語大辞典 「粗樫」の意味・読み・例文・類語

あら‐かし【粗樫】

  1. 〘 名詞 〙 ブナ科の常緑高木。本州中部以南の山野に生える。高さ一〇~二〇メートル。樹皮は暗灰色で平滑。若枝には褐色の毛が密生する。葉は長さ約一〇センチメートル、両端のとがった長楕円形で、縁にあらい鋸歯(きょし)があり、裏面灰白色。四~五月ごろ、新枝の葉腋から褐色の小花のついた穂を下垂し、一〇月頃、長さ約一・五センチメートルのドングリ状の堅果が熟す。木材は堅く、器具、薪炭材にする。黒樫。ならばかし。犬樫。〔日本植物名彙(1884)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「粗樫」の解説

粗樫 (アラカシ)

学名Quercus glauca
植物。ブナ科の常緑高木,園芸植物

粗樫 (アラガシ)

植物。ブナ科ナラ属の常緑高木の一部総称カシ別称

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