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赤痢アメーバ せきりアメーバEntamoeba histolytica

5件 の用語解説(赤痢アメーバの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

赤痢アメーバ
せきりアメーバ
Entamoeba histolytica

アメーバ赤痢あるいはアメーバ性肝膿瘍の病原体。人体寄生性のアメーバのなかで最も病原性の強いもので,大腸壁に侵入して潰瘍を形成するという特徴がある。全世界に広く分布し,特に熱帯地方に多い。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

せきり‐アメーバ【赤痢アメーバ】

アメーバ赤痢などの病原体となる原生動物。腸に寄生する。熱帯を中心に世界に広く分布。

出典|小学館
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百科事典マイペディアの解説

赤痢アメーバ【せきりアメーバ】

アメーバ赤痢の病原体。肉質虫類に属する原生生物。熱帯・亜熱帯地方に多いが,日本でも地方により発見される。ヒトのほかサル,イヌ,ネコ,ネズミなどに寄生する。栄養型と嚢子型とあり,環境により変化する。
→関連項目エメチン

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大辞林 第三版の解説

せきりアメーバ【赤痢アメーバ】

アメーバ赤痢の病原体となる原生動物。20~30マイクロメートルのアメーバ状の単細胞動物で、人間の口から感染し、大腸粘膜で繁殖して発病させる。熱帯地方に広く分布。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

赤痢アメーバ
せきりあめーば
[学]Entamoeba histolytica

アメーバ赤痢、アメーバ性肝膿瘍(のうよう)の原因となる原虫で、原生動物の根足虫類に属し、世界に広く分布する。とくに熱帯地域で赤痢症状を呈する患者が多い。発育形態として、栄養型、プレシスト(前嚢(のう)期)、シスト(嚢子)、メタシスト(後嚢期)の四型に分けられる。栄養型は直径20~30マイクロメートルで、新鮮標本ではそのアメーバ運動は活発である。この時期は活動状態にあり、主としてヒトの小腸下部、大腸全般にわたる組織で生活している。シスト型で経口的に摂取されて感染し、小腸下部に達して脱シストし、大腸に移動して栄養型となり、大腸粘膜内で増殖する。その一部は腸管腔(くう)でも増殖を続け、腸内容の固形化に伴いシストとなって糞便(ふんべん)とともに排出され、新しい感染源となる。[松本慶蔵・山本真志]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の赤痢アメーバの言及

【アメーバ】より

…ナメクジアメーバAmoeba limaxは小型(0.03~0.04mm)で棒状にのび,後端には小さな突起がある。病原性の赤痢アメーバEntamoeba histolyticaは人間の大腸壁組織内に寄生して潰瘍を形成する。ふつう0.02~0.03mmと小さい。…

【赤痢】より

… なお小児の赤痢菌感染症とみられる病気に疫痢があるが,これについては〈疫痢〉の項を参照されたい。
[アメーバ赤痢amoebic dysentery]
 赤痢アメーバEntamoeba histolytica(根足虫類に属する原虫の1種)が病原体で,その成熟囊子が飲食物とともに取り込まれ,ヒトへの感染が起こる。小腸内で球状の囊子cyst(径6~20μm)から出た栄養型vegetative form(長さ20~30μm)がアメーバ運動をしながら大腸の粘膜に侵入し,潰瘍を形成し,粘血便を排出する。…

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