跡を追う(読み)アトヲオウ

デジタル大辞泉 「跡を追う」の意味・読み・例文・類語

あと・う

追いかけていく。
関係の深かった人の死に続いて死ぬ。また、亡くなった人を慕って自らも命を絶つ。「愛する人の―・う」
先人手本に従う。「師の―・う」
[補説]「後を追う」とも書く。
[類語]付け回す追い回す尾行跡をつける追尾追跡追う追いかける追い詰める追いつく追い越す追い抜く追い上げる追い込む深追い急追猛追

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「跡を追う」の意味・読み・例文・類語

あと【跡】 を 追(お)

① 先に行くものや去ってしまったものをあとから追って、ついて行く。〔日葡辞書(1603‐04)〕
ゆかりのある人が死んですぐ、あとを慕うようにして死ぬ。
※いさなとり(1891)〈幸田露伴〉九七「首縊りて可愛(かはい)我が子の後追はむか」
物事をするのに先人の手本に従う。
太平記(14C後)二二「弓は養由が跡(アト)を追しかば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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