(読み)アシナエ

デジタル大辞泉 「蹇」の意味・読み・例文・類語

あし‐なえ〔‐なへ〕【×蹇/×跛】

足に障害があって歩行の不自由なこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「蹇」の意味・読み・例文・類語

けん【蹇】

〘名〙 易の六十四卦一つ、上卦は坎(かん)(=水)、下卦は艮(ごん)(=山)。水山蹇ともいう。坎は険難をあらわし、艮は止まるさまで、険難が前にあって進むことができず、止まる象。

なえ・ぐ なへぐ【蹇】

〘自ガ四〙 足が不自由で、思うように歩けなくなる。→なう
※十巻本和名抄(934頃)二「蹇 説文云蹇〈音犬 訓阿之奈閇 世間云那閇久〉行不正也」

あし‐な・う ‥なふ【蹇】

〘自ハ下二〙 =あしなえぐ(蹇)
四河入海(17C前)一八「跛牂の、あしなへたる羊なんどが上る事を得ずして」

あ‐なえ・ぐ ‥なへぐ【蹇】

〘自ガ四〙 =あしなえぐ(蹇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android