身言書判(読み)シンゲンショハン(その他表記)shēn yán shū pàn

デジタル大辞泉 「身言書判」の意味・読み・例文・類語

しん‐げん‐しょ‐はん【身言書判】

中国代の官吏登用の際、人物評価の基準とした身体言辞筆跡文章四つ

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精選版 日本国語大辞典 「身言書判」の意味・読み・例文・類語

しん‐げん‐しょ‐はん【身言書判】

  1. 〘 名詞 〙 中国、唐代の官吏登用試験のときの人材を見分ける基準である、身体、言辞、筆跡、文章の四つ。礼部での学力試験に合格した人間を、吏部において最終的にこの四つによって官吏としての適性を判断し、任官を決定した。

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改訂新版 世界大百科事典 「身言書判」の意味・わかりやすい解説

身言書判 (しんげんしょはん)
shēn yán shū pàn

中国,唐代に文官武官を採用する際に吏部と兵部での面接試験でテストされた4項のこと。〈身〉とは体格容貌を指し,豊偉であることが要求され,〈言〉とは言語発音を指し,弁正さが求められ,〈書〉とは筆跡を指し,遵美が求められ,〈判〉とは決裁文を指し,文理優長であることが要求された。これら4項を満足させた者は,徳行才能労効の実績を勘案のうえで任用された。
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