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輪栽式農法 りんさいしきのうほう

百科事典マイペディアの解説

輪栽式農法【りんさいしきのうほう】

輪作を中心とした農業経営方式。18世紀前半に英国ノーフォーク地方で四圃(ほ)輪栽として発達し,各地に普及した。圃場を一つにした単圃輪栽と複数にした複圃輪栽とがある。
→関連項目農業酪農

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世界大百科事典 第2版の解説

りんさいしきのうほう【輪栽式農法 Fruchtwechselwirtschaft[ドイツ]】

近世ヨーロッパで完成された農法で,穀物を中心とする輪作体系のなかに飼料作物の栽培を組み込み,地力の維持増進と耕地の高度利用をはかる方式をいう。古来ヨーロッパの畑作農業では,作物栽培に伴う地力の減退を防止する目的で,各種の農法が考案されてきた。古く南ヨーロッパの農村共同体では,耕地を2分し,一方に穀物栽培を行い,他方は休閑地として地力の回復と土壌水の確保をはかり,年次を追って両者を交代させていく二圃(にほ)式農法が一般であった。

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世界大百科事典内の輪栽式農法の言及

【作付け】より

…田や畑に農作物を植え付けて栽培すること。作付けは土地を利用して作物を生産する農業の出発点である。農家は自分の経営する耕地に,いかなる種類の作物を,いかなる順序と様式(単作・間作・混作など)で作付けるかを,耕地面積,働き手の数,生産物の価格などの諸条件をも考慮に入れて決定する。こうして決められた土地利用の体系を〈作付け体系〉という。一般に作付け体系は,経済的に有利な作物を基幹として,地力維持・危険分散などを考慮して,それを補完する作物を組み合わせて構成される。…

【フランドル農法】より

…16世紀末から19世紀初頭にかけて,ベルギー西部のフランドル(およびブラバントの一部)に広く行われた6年ないし9年の輪栽式農法。中世以来続いてきた三圃制を乗り越える新農法としてヨーロッパ各国の農業家の注目を集めた。…

※「輪栽式農法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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