(読み)キョウ

世界大百科事典 第2版の解説

きょう【轎 jiào】

中国,朝鮮で用いられる乗物の一つ。かごかき(輿丁,轎伕)が人を乗せて前後から舁(か)いてゆく駕籠(かご),輿(こし)をいう。轎には手で(ながえ)を腰のあたりにもたげて担ってゆく手輿(たごし),腰輿(ようよ)と,轅を肩にかつぎ上げて運ぶ肩輿(かたごし)(あげごし)とがある。
中国
 現代漢語では〈轎子〉と総称する。轎子は地区によって結構も形状も異にし,木質ないし竹質である。その使用・機能はさまざまで,最初の轎は〈平肩輿〉とよばれたという。

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精選版 日本国語大辞典の解説

きょう ケウ【轎】

〘名〙
① 中国、朝鮮で用いられた、乗る部分の左右両外側中部ににない棒をとりつけた一種の駕籠(かご)。〔漢書‐厳助伝〕
② (転じて) 乗り物。かご。
※東海一漚別集(1375頃)真源大照禅師行状「病革上轎不便。死則輿吾帰於瓮中

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世界大百科事典内のの言及

【醮】より

…中国における道教の祭祀の一つ。《隋書》経籍志の道経序録によれば,醮とは災厄を消除する方法の一つで,夜中,星空の下で酒や乾肉などの供物を並べ,天皇太一や五星列宿を祭り,文書を上奏する儀礼をいう。のちには斎(ものいみ)の儀礼と結合して斎醮と呼ばれ,この斎醮の際に上奏する文書を青詞といった。唐・宋以後,道教の代表的な祭祀として広く行われ,近代になっても,亡霊を救済する黄籙醮(こうろくしよう),帝王のための金籙醮,あまねくいっさいを救済する羅天大醮などが行われた。…

※「轎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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