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運動摩擦(読み)うんどうまさつ(英語表記)kinetic friction

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

運動摩擦
うんどうまさつ
kinetic friction

摩擦ともいう。物体が面または線に沿って運動しているとき,その運動を妨げるように接触面または線から生じる抵抗。物体が接触面に沿って滑るときの滑り摩擦,転がるときの転がり摩擦があり,一般に転がり摩擦は滑り摩擦より運動摩擦がずっと小さく,ころ,ボールベアリングなどに利用されている。運動摩擦にはこのほかに,こまの回転のように,回転物体の先端に,回転を妨げる向きのトルクが働く旋回摩擦がある。トルクは垂直抗力に比例し,比例係数を旋回摩擦係数という。ルビーは旋回摩擦が鋼の 1/3 程度に小さいので,時計などの精密機械に軸受の石として用いられる。

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法則の辞典の解説

運動摩擦【kinetic friction】

二つの物体が接触して相対運動しているとき,この運動を妨げる力が作用する現象.単に「動摩擦」ともいう.滑り摩擦と転がり摩擦に分けられる.運動を妨げる力を動摩擦力というが,この力は垂直抗力の大きさに比例する.比例定数を「動摩擦係数」,あるいは「滑り摩擦係数」という.

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世界大百科事典内の運動摩擦の言及

【摩擦】より

…通常F″はF′よりずっと小さい。 物体がすべりまたはころがり運動をしている場合の摩擦を運動摩擦ともいい,摩擦係数をf,すべりまたはころがりの速度をVとして,単位時間当りfPVに等しい力学的エネルギーが熱エネルギーに変換され,摩擦熱を発生する。
[摩擦の法則]
 すべり摩擦の法則としては,次の三つが知られている。…

※「運動摩擦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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