遣って行く(読み)ヤッテイク

デジタル大辞泉 「遣って行く」の意味・読み・例文・類語

やって‐い・く【遣って行く】

[動カ五(四)]
仕事や付き合いを続ける。「夫婦仲よく―・く」
生活などを維持する。「仕送りなしで―・く」「店を一人で―・く」
[類語]生きる食べる生活する暮らす食う口をのりする暮らし世渡り渡世とせい処世しょせい起居寝食しんしょく寝起き衣食住

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「遣って行く」の意味・読み・例文・類語

やって‐い・く【遣行】

  1. 〘 他動詞 カ行五(四) 〙
  2. 行動や仕事やつき合いなどを続ける。
    1. [初出の実例]「どこまでもねちねちへこまずに遣って行くのも江戸子だよ」(出典:里芋の芽と不動の目(1910)〈森鴎外〉)
  3. 生活を維持していく。暮らしていく。「とてもやっていかれない」
    1. [初出の実例]「貴方は何にも為なくても、私が秩然(ちゃん)世帯(しょたい)を遣(ヤ)って行(イ)ってよ」(出典恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android