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酢酸ナトリウム さくさんナトリウムsodium acetate

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

酢酸ナトリウム
さくさんナトリウム
sodium acetate

化学式 CH3CO2Na 。3水塩は無色柱状晶。 58℃で融解,120℃で脱水して無水塩になる。無水塩は白色粉末。融点 324℃である。

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世界大百科事典 第2版の解説

さくさんナトリウム【酢酸ナトリウム sodium acetate】

化学式CH3COONaで表される酢酸のナトリウム塩。炭酸ナトリウムに酢酸を作用させるか,あるいは酢酸カルシウム硫酸ナトリウムを加えることにより得られる。通常は3水和物の形で存在する。3水和物は無色の柱状結晶で,59℃の融点をもち,120℃以上に加熱すると無水和物(融点320~321℃)となる。吸湿性が高く,水によく溶ける。20℃における水に対する溶解度は46.2g/100g。水溶液は弱い塩基性を示す。

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大辞林 第三版の解説

さくさんナトリウム【酢酸ナトリウム】

酢酸と水酸化ナトリウムの反応で生ずる白色の結晶。化学式 CH3COONa 水に溶ける。媒染剤・緩衝液のほか、保温剤としても用いられる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

酢酸ナトリウム
さくさんなとりうむ
sodium acetate

酢酸とナトリウムのつくる塩。酢酸を水酸化ナトリウムあるいは炭酸ナトリウムで中和し、生じた三水和物を120℃以上で脱水して無水和物とする。化学式CH3CO2Na。分子量82.0。吸湿性のある白色結晶。融点320~321℃、比重1.528。20℃の水100グラムに46.2グラム溶ける。水溶液は弱い塩基性を示す。
 アセチル化剤として用いられるほか、媒染剤、写真用および緩衝液として分析用試薬に用いられる。[佐藤武雄]

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世界大百科事典内の酢酸ナトリウムの言及

【加水分解】より

…水による分解反応を広く加水分解といい,酢酸ナトリウムのような塩(えん)の加水分解,酢酸エチルのようなエステルの加水分解,デンプンやタンパク質の加水分解など,化学反応には加水分解の例が多い。強酸と強塩基との中和によりできた塩,たとえば食塩は,水に溶かすとナトリウムイオンと塩素イオンに電離するだけであるが,酢酸ナトリウムや炭酸ナトリウムのように弱酸と強塩基からできた塩,塩化アンモニウムや硫酸アルミニウムのような強酸と弱塩基からできた塩,さらに酢酸アンモニウムのように弱酸と弱塩基からできた塩は,それを水に溶かすと加水分解が起こる。…

【制酸薬】より

…制酸薬はその作用機序から吸収性制酸薬と局所性制酸薬に分類される。
[吸収性制酸薬]
 炭酸水素ナトリウム,クエン酸ナトリウム,酢酸ナトリウムなどがこれに属する。これらのアルカリ剤は,速効性であるが,胃酸を中和後に吸収されて血液のアルカリ予備を増大し,過量ではアルカロージスを起こす。…

※「酢酸ナトリウム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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