重ね合わせの原理(その他表記)principle of superposition

法則の辞典 「重ね合わせの原理」の解説

重ね合わせの原理【principle of superposition】

多くの無定型高分子においては,温度を変えたとき,その緩和スペクトルや遅延スペクトル(log t,またはlog ω に対して目盛ったもの.t は時間,ω は周波数)は,形状は変化せずに時間軸や周波数軸に沿って移動したものとなる.これを「時間‐振動の重ね合わせの原理」ともいう.

重ね合わせの原理【principle of superposition】

ボルツマン(L. Boltzmann)が粘弾性の一般理論を構築するに当たって,粘弾性の線形性を仮定した.これはかなり広い範囲で成立する.たとえば,もともとある歪みが加えられている系に,さらに別の歪みを加えると,そのときの応力は最初からの歪みに追加の歪みが代数的に加わったものと等しくなる.

重ね合わせの原理【superposition principle】

(1) 多くの物理系に適用される一般原理.多数の独立な力が作用するとき,その効果は個々の力の和が作用するのと同等である.

(2) 光学や音響学,量子論などの同次線形微分方程式で特徴づけられる理論においては,その方程式の解を任意に加え併せたものも同様に解となるという原理.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

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