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金打 キンチョウ

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デジタル大辞泉の解説

きん‐ちょう〔‐チヤウ〕【金打】

近世、誓いの印として、金属製の物を打ち合わせたこと。武士は刀の刃または鍔(つば)、女子は鏡などを打ち合わせた。かねうち。
「てうてうてうと―し、本蔵が心底(しんてい)かくの通り」〈浄・忠臣蔵
かたい約束。誓い。
「親にも隠し包みしは、大事を漏らさぬ心の―」〈浄・妹背山

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大辞林 第三版の解説

きんちょう【金打】

( 名 ) スル
江戸時代、約束をたがえぬという誓いに、武士ならば刀の刃や鍔つば、僧侶ならば鉦かね、女子ならば鏡など、金属同士を互いに打ち合わせてその証としたこと。かねうち。 「指添さしぞえ抜き片手に刀抜出してうてうてうと-し/浄瑠璃・忠臣蔵」

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

金打
きんちょう

自分がだいじにする金属製品を相手のそれと打ち合わせ、堅い約束(起請(きしょう))をたてること。「金打する」という動詞形で多く用いられ、「かねうち」と訓読もした。おもに江戸時代の習俗で、武士はけっして違約しないという誓いのしるしに、自らの刀の刃や鍔(つば)を相手のそれと打ち合わせ、僧侶(そうりょ)は小さな鉦(かね)を、婦女子は鏡を互いに打ち合わせた。転じて堅い約束や誓約そのものをいう。[宇田敏彦]

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