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鉄族元素 テツゾクゲンソ

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デジタル大辞泉の解説

てつぞく‐げんそ【鉄族元素】

周期表のⅧ族のうち、コバルトニッケルの3元素の総称。いずれも強磁性を示し、化学的性質が似て、反応性に富む。

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世界大百科事典 第2版の解説

てつぞくげんそ【鉄族元素 iron group elements】

周期表周期表の第4周期中央部にあるVIII族に属する鉄Fe,コバルトCo,ニッケルNiの3元素は,互いに性質のよく似た重金属なので,鉄族元素と総称される。金属はすべて強磁性で,イオン化傾向も類似し,ふつう2価または3価のイオンとなる。これらのイオンはどれも錯体を作りやすく,その中には種々の美しい色彩をもつものが多い。これらの色彩のもととなる可視部およびその付近の紫外・赤外部の吸収スペクトルや,錯体の磁性(常磁性のものも反磁性のものもある)などの諸物性と,錯体の化学構造との関係については多くの研究があり,現在の無機化学の最も興味深い研究領域の一つとなっている。

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大辞林 第三版の解説

てつぞくげんそ【鉄族元素】

原子番号二六の鉄、二七のコバルト、二八のニッケルの三元素。遷移元素で、有色化合物をつくり、触媒として働くなど、性質は互いによく似ており、化学反応性に富み、強磁性をもつ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

鉄族元素
てつぞくげんそ
iron group element

周期表中第8、9、10族のうち第一遷移系列に属する鉄、コバルト、ニッケルの3元素の総称。地殻中には広くまた多量に存在するが、コバルトは存在量が比較的少ない。地球内部は相当量のニッケルを含む鉄合金であると考えられている。隕鉄(いんてつ)も同じような鉄合金である。いずれも銀白色の金属。融点はかなり高い。もっとも著しい特徴は強磁性物質であるということで、とくに鉄は代表的な強磁性物質である。いずれも化学的性質は似ており、かなり反応性に富み、酸と反応して水素を発生し2価の塩を生ずる。酸化数はおよびが普通であるが、そのほか鉄ではまで、コバルトではまで、ニッケルではまでが知られている。またいずれも安定な錯化合物をつくり、それらは有色であることが多い。[中原勝儼]

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