延尺(のべじやく)ともいう。一般に液体金属は,凝固する際に収縮し,凝固した金属は冷却するときさらに収縮する。したがって鋳物を造る場合,鋳型の大きさよりも鋳物は小さくなる。そこで,真の長さよりも金属の収縮率だけ大きく目盛った特殊なものさしを作り,鋳物の模型製作に使用する。このものさしを鋳物尺という。金属・合金の種類によって収縮率は異なるので(表参照),鋳物尺も金属・合金ごとに決められる。
執筆者:梅田 高照
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…第3に,鋳物は凝固にあたって収縮するので,製品は鋳型寸法よりも小さくなる。これを縮み代といい,その分を見込んだ延尺(のべじやく)(鋳物尺)を用いて模型を作製する。また,鋳型はふつう上型と下型とからなるが,その分割の面(見切面)をどこにおくかは重要である。…
※「鋳物尺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」