長田区(読み)ナガタク

デジタル大辞泉 「長田区」の意味・読み・例文・類語

ながた‐く【長田区】

長田

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日本歴史地名大系 「長田区」の解説

長田区
ながたく

面積:一一・四七平方キロ

昭和二〇年(一九四五)それまでの林田はやしだ区を長田区と名称変更、同時に区域の一部を調整して成立。東は兵庫区、北は北区、西は須磨区に接し、南は大阪湾に面する。沿岸部は明治後期から市街化が進み、東西にJR山陽本線・山陽電鉄本線、国道二号・阪神高速道路などが並行して走る。北部は六甲ろつこう山地にかかり、丘陵には住宅地が開かれ、一部に神戸電鉄有馬線が通ずる。六甲山地に発した苅藻かるも川が南流し、新湊しんみなと川と合流して海に注ぐ。隆起により形成された六甲山地には断層が多く、明泉寺みようせんじ町には衝上断層が露出、神戸丸山こうべまるやま衝上断層として国の天然記念物に指定されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「長田区」の意味・わかりやすい解説

長田〔区〕
ながた

兵庫県神戸市中部の区。苅藻川 (新湊川) の沖積地とその背後の六甲山地南麓の丘陵地から成り,大阪湾に面する。 1931年林田区として発足。 45年現名称に改称。区名は長田神社の所在地であることに由来。丘陵地域は昭和以降住宅地化が著しく,南部の JR山陽本線沿いは中小規模のゴム工場の密集地域。臨海の埋立て地は第2次世界大戦後造成された工業地区で,石油,ガスなどの工場が立地。戦後建設された長田港はかつては国内交通の要所で,現在は石油などの貨物港となっている。 JR新長田駅は 77年に開通した市営地下鉄西神線の起点になるに及んで乗換駅となり,周辺は副都心として発展。明泉寺の神戸丸山衝上断層は天然記念物。 95年の兵庫県南部地震では大きな被害を受けた。面積 11.36km2。人口 9万4791(2020)。

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