開花前線(読み)カイカゼンセン

大辞林 第三版の解説

かいかぜんせん【開花前線】

同一種の植物の開花日が等しい地点を結んで地図上に表した線。サクラ前線など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

開花前線
かいかぜんせん

季節の推移を告げる植物の開花日を各地の気象台、測候所で観測し、同じ開花日の地点を地図上の1本の線で結んだものをいい、これが天気図の前線に似るところからつけられた。季節を代表する植物として、気象庁は次のような12種とその観測事項を選んでいる。ウメ、ツバキ、タンポポ、ヤマツツジ、ノダフジ、ヤマハギ、アジサイ、サルスベリ、ススキの各開花日、ソメイヨシノの開花と満開日、イチョウの芽吹き、紅葉、落葉日、イロハカエデの紅葉日がこれであり、それぞれを観測して、春や秋の到来の目安とし、開花前線、紅葉(もみじ)前線などという。古くから日本ではサクラの開花日は農作業の開始、クワの芽吹き時期の推定などに利用されていたが、いまもサクラ前線は春の話題の一つである。4月10日の平均値でみると、輪島、松本、白河、仙台を結ぶ線上にサクラ前線があり、春がここまで北上してくることを示している。またモンシロチョウの初見日、ヒバリの初鳴日などを観測し、地図上に1本の線で結んだものを生物前線という。[杉山明子]

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精選版 日本国語大辞典の解説

かいか‐ぜんせん カイクヮ‥【開花前線】

〘名〙 同じ種類の植物の開花日を観測し、同じ日である地点を地図上で結んだ線。気象庁ではサクラ(ソメイヨシノ)・ウメ・ツバキを指定している。

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