(読み)エツ

デジタル大辞泉 「閲」の意味・読み・例文・類語

えつ【閲】[漢字項目]

常用漢字] [音]エツ(漢) [訓]けみする
改め調べる。「閲読閲兵閲覧観閲検閲校閲披閲
経過する。「閲歴
[名のり]かど・み

えつ【閲】

書き物内容などを調べること。調べて読むこと。「を請う」
検閲に使う、見たという印。

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精選版 日本国語大辞典 「閲」の意味・読み・例文・類語

えつ【閲】

  1. 〘 名詞 〙 まちがいの有無などを調べること。「閲を請う」
    1. [初出の実例]「既に大人の閲(エツ)を経て許可せられたること実なるをもって」(出典:寄合ばなし(1874)〈榊原伊祐〉序)

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普及版 字通 「閲」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 15画

(旧字)
15画

[字音] エツ
[字訓] かぞえる・けみする・いれる

[説文解字]

[字形] 形声
声符は兌(えつ)。〔説文十二上に「數を門中にするなり」とあり、「の省聲」とする。門中の車馬の数をかぞえる意。〔周礼夏官大司馬〕「大」の〔注〕に「軍實を(かぞ)ふるなり」とあるのと、同じ意である。

[訓義]
1. かぞえる。
2. すべて改めしらべる意に用いる。
3. けみする、みる。
4. 功績をいう。いさお。
5. うける、あたえる。

[古辞書の訓]
名義抄 カゾフ・ミル・エラブ・カムガフ・イル・ウク・ヒラク・ヨル 〔字鏡集〕 エラブ・ミル・カズ・イル・カゾフ・ウク・マラウド・アラハス・アツム・カムガフ・マコト

[熟語]
閲巻閲軍・閲月・閲歳・閲視閲試・閲実・閲者・閲書閲世閲定・閲読・閲年閲武・閲兵・閲問・閲覧・閲歴
[下接語]
按閲・一閲・簡閲掘閲・検閲・考閲・校閲・講閲・査閲・坐閲・熟閲・親閲・省閲・精閲・大閲・探閲・伐閲閥閲・繙閲・披閲・門閲・容閲・臨閲

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