阿弥陀ヶ滝(読み)アミダガタキ

デジタル大辞泉 「阿弥陀ヶ滝」の意味・読み・例文・類語

あみだ‐が‐たき【阿弥陀ヶ滝】

岐阜県中西部、長良ながら支流の最上流前谷川にある滝。落差約60メートルは東海一の名瀑といわれる。滝の裏側には阿弥陀如来石仏がならび、西側には絶壁北側には洞窟が見られる。古くから白山信仰の霊場だった。長滝。

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日本歴史地名大系 「阿弥陀ヶ滝」の解説

阿弥陀ヶ滝
あみだがたき

[現在地名]白鳥町前谷

前谷まえだにの北部、ひのき峠の東麓にある。前谷川(洞ヶ谷ともいう)にかかり、高さ六〇メートル、東海一の名瀑といわれる。なが滝・ほらヶ滝とも称する。大日だいにちヶ岳を構成する安山岩の岩壁を背景に落ちるもので水量も多く壮観である。由来は、養老年間(七一七―七二四)泰澄が白山中宮建立の時、女神が示現した霊泉といい泰澄はこの水で斎戒沐浴し、霊泉を長滝と名付け、白山中宮を長滝ちようりゆう寺と称したという(「長滝寺真鏡」宝幢坊文書)。滝の左方にあった岩窟において長滝寺道雅法印が護摩を焚いた時、阿弥陀如来像が滝に映ったので阿弥陀ヶ滝と名付けられたという(新撰美濃志)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

事典・日本の観光資源 「阿弥陀ヶ滝」の解説

阿弥陀ヶ滝

(岐阜県郡上市)
岐阜県の名水50選指定の観光名所。

阿弥陀ヶ滝

(岐阜県郡上市)
日本の滝百選」指定の観光名所。

阿弥陀ヶ滝

(岐阜県郡上市)
ぎふ百選」指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報

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