日本歴史地名大系 「阿弥陀堂村」の解説
阿弥陀堂村
あみだどうむら
阿弥陀堂村
あみだどうむら
市域南端で矢作川に架かる天神橋の西にあり、矢作川と明治用水によってつくられる三角形の中心部分に位置する。
近世を通じて岡崎藩領。慶安二年(一六四九)の検地帳があり、この時の検地役人は安部井清右衛門・吉田六右衛門であった(近世上野雑抄)。当村は明治用水の開削で知られる豪農伊予田与八郎の出身地である。伊予田与八郎は慶応期(一八六五―六八)から明治四年(一八七一)まで岡崎藩領上野手永の大庄屋を勤め、頼母子講による金融も営んでいた。
阿弥陀堂村
あみだどうむら
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報