雪豹(読み)ゆきひょう

精選版 日本国語大辞典 「雪豹」の意味・読み・例文・類語

ゆき‐ひょう ‥ヘウ【雪豹】

〘名〙 食肉目ネコ科哺乳類。体長一二〇~一五〇センチメートル、尾長九〇センチメートル前後。斑紋ヒョウに似て、地色が白いことからこの名があるが、実際にはくすんだ灰色腹部にかけて白い。夏毛より冬毛のほうが白っぽい。ヒマラヤ山脈アルタイ山脈の標高一八〇〇~五五〇〇メートルに生息し、夏季高山帯冬季針葉樹林にすむ。ナキウサギなど小型の哺乳類や鳥類のほか、アイベックスなど大型の哺乳類も捕食する。単独性で夜行性。美麗で希少価値のある毛皮のために乱獲され、生息数はきわめて少ない。

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デジタル大辞泉 「雪豹」の意味・読み・例文・類語

ゆき‐ひょう〔‐ヘウ〕【雪×豹】

ネコ科の哺乳類。体長1.2メートル、尾長93センチくらい。ヒョウに似て、灰白色の地に梅花状の黒斑があり、尾は太いヒマラヤ地方の山岳地帯に生息する。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「雪豹」の解説

雪豹 (ユキヒョウ)

学名Uncia uncia
動物。ネコ科のヒョウの一種

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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