震える(読み)フルエル

デジタル大辞泉 「震える」の意味・読み・例文・類語

ふる・える〔ふるへる〕【震える】

[動ア下一][文]ふる・ふ[ハ下二]
細かく揺れ動く。震動する。「地震窓ガラスが―・える」
寒さや激しい感情のために、からだが小刻みに動く。「恐ろしさに膝が―・える」「雨にずぶぬれになって―・える」
[類語]戦慄震え身震い武者震い胴震い震駭震え上がるおののくわななく恐れおののく

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精選版 日本国語大辞典 「震える」の意味・読み・例文・類語

ふる・えるふるへる【震】

  1. 〘 自動詞 ア行下一(ハ下一) 〙
    [ 文語形 ]ふる・ふ 〘 自動詞 ハ行下二段活用 〙
  2. ゆれ動く。震動する。
    1. [初出の実例]「落ちた木枝にかき乱されて水の波動(フルヘ)るやうに」(出典:めぐりあひ(1888‐89)〈二葉亭四迷訳〉一)
  3. 恐怖、寒さ、緊張などで身体や声が小きざみに動く。わななく。おののく。
    1. [初出の実例]「いかばかりおそろしく、身ふるへてあやふかりけれども」(出典:仮名草子・可笑記(1642)二)
  4. 痙攣(けいれん)する。瘧(おこり)などの発作が起こる。
    1. [初出の実例]「今は、足も震へるゆゑに、小児の肩にりて」(出典:小学読本(1873)〈田中義廉〉一)

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