霧積温泉(読み)キリヅミオンセン

デジタル大辞泉 「霧積温泉」の意味・読み・例文・類語

きりづみ‐おんせん〔‐ヲンセン〕【霧積温泉】

群馬県安中市にある温泉泉質硫酸塩泉

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精選版 日本国語大辞典 「霧積温泉」の意味・読み・例文・類語

きりづみ‐おんせん‥ヲンセン【霧積温泉】

  1. 群馬県南西部、碓氷郡松井田町にある温泉。泉質は石膏性苦味泉。犬の湯。入の湯。

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日本歴史地名大系 「霧積温泉」の解説

霧積温泉
きりづみおんせん

[現在地名]松井田町坂本

鼻曲はなまがり山中腹の霧積川上流に湧出する温泉。無色透明な明礬・重炭酸土類を含む湯で、古くより薬効が高いので知られていた。湯温は摂氏三九度。鼻曲山登山の基地としても利用者が多い。大正頃までは入之いりの湯と称された。江戸時代には碓氷関所の要害地にあたるので、往来には厳しい制約があった。承応三年(一六五四)の入湯手形(中島文書)などによると、入之湯に湯治に来たのは新堀にいぼり・松井田、郷原ごうばら(現安中市)などの村民で、安中藩領以外の者はほとんどいなかった。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「霧積温泉」の意味・わかりやすい解説

霧積温泉
きりづみおんせん

群馬県安中市(あんなかし)松井田(まついだ)町地区の北西部にある療養温泉。霧積川上流の原始林に包まれた静かな山の湯で、標高1080メートル。雲霧の発生が多いことからこの名がある。泉質は硫酸塩泉、外傷や皮膚病に効く。1976年(昭和51)県営霧積ダムが完成上信越高原国立公園の地域内で、JR信越本線横川駅が最寄り駅バスの便はない。

[村木定雄]

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