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青緑山水 せいりょくさんすい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

青緑山水
せいりょくさんすい

東洋画の用語。青色,緑色のほか各種の顔料金泥を用いて描いた山水画。中国,六朝時代神仙山水にその萌芽はみられるが,盛唐期,李思訓,その子李昭道によって完成されたといわれ,のち北宋末,南宋初,元初,明中期などに復活した。美しい色面の対比により色彩本位の装飾的効果の表現が眼目とされたが,同時に水墨画法への影響も見逃せない。

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世界大百科事典 第2版の解説

せいりょくさんすい【青緑山水】

山水画の一種。中国の画史には青緑山水の用例はなく,これに類するものとしては南宋の趙希の《洞天清禄集》にみえる金碧山水である。北宋の米芾(べいふつ)の《画史》が金緑といい,南宋の鄧椿の《画継》が金碌というが,いずれも北宋末の山水画家王詵(おうしん)について述べられたものである。趙希は盛唐の画家李昭道が初めて金碧山水を描いたといい,敦煌の壁画の山水図などを考えあわせると,このころ金泥や石緑,石青を主用する華麗な山水画が成立したことが推測される。

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大辞林 第三版の解説

せいりょくさんすい【青緑山水】

山水樹石を緑青ろくしよう・群青ぐんじようなどを使って彩色した画。

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