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韓神 カラカミ

5件 の用語解説(韓神の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

から‐かみ【韓神】

昔、宮内省に祭られていた神。大己貴(おおなむち)・少彦名(すくなびこな)の二神と伝えられる。からのかみ。→園神(そのかみ)

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

韓神 からかみ

古事記」にみえる神。
大歳神(おおとしのかみ)と伊怒比売(いのひめ)との間に生まれた5神のうち,第2神とされる。朝鮮から渡来した人々にまつられた。「延喜(えんぎ)式」神名帳には,韓神社が,宮内省にまつられる神としてあげられている。

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朝日日本歴史人物事典の解説

韓神

『古事記』や『延喜式』神名帳などにみえる神。「韓」は朝鮮の意。よって,神名は朝鮮国の神の意。朝鮮半島からの渡来人およびその系統の人々によって祭られた神。『古事記』には,須佐之男の子である大年神と伊怒比売との間に生まれた第2子としてその名が挙げられており,新羅国の都である徐伐(現在のソウル)をそのまま名とした第3子の曾富理神と共に,古代朝鮮との密接な関係を反映する。『延喜式』神名帳には,宮内省にいます神として園神社,韓神社の名が挙げられているが,韓神が宮内省に祭られるようになった由来は大江匡房の『江家次第』にみえる。それによれば,この神は延喜(901~923)以前から宮内省に鎮座していたが,遷都の際に他所へ遷そうとしたところ,自分はずっとここで帝王を護りたいというこの神の託宣があったので,宮内省に祭ることになったという。

(佐佐木隆)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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世界大百科事典 第2版の解説

からかみ【韓神】

御神楽(みかぐら)に歌う神楽歌の曲名。現行の歌詞は,本歌〈三嶋木綿(みしまゆう) 肩に取り掛け 我れ韓神の 韓招禱(からおぎ) せんや 韓招ぎ〉,末歌〈八葉盤(やひらで)を 手に取り持ちて 我れ韓神の 韓招禱 せんや 韓招ぎ〉を2回くり返し,2回目は本歌,末歌とも初めの1句を省く。1回目を《閑(しず)韓神》,2回目を《早(はや)韓神》といい,後者には人長(にんぢよう)の舞がある。韓神は平安遷都以前から皇居の地にあって,遷都後もとどまってここに祭られた神であり,この歌はそれを招く意の歌である。

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大辞林 第三版の解説

からかみ【韓神】

古代、園神そののかみとともに宮内省にまつられた神。古事記神話では大年神おおとしのかみと伊怒比売いのひめとの間の子。大己貴命おおなむちのみこと・少彦名命すくなびこなのみことの二神とする考えもある。からのかみ。

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世界大百科事典内の韓神の言及

【園韓神祭】より

…平安京宮内省内にまつられていた園神と韓神との祭り。園・韓神は平安京造営以前よりこの地にあり,帝王を守らんとの神託により他所に移さずにまつられた。…

【御神楽】より

…現行御神楽の原形である〈内侍所(ないしどころ)の御神楽〉は,《江家次第》《公事根源》等によれば,一条天皇の時代(986‐1011)に始まり,最初は隔年,白河天皇の承保年間(1074‐77)からは毎年行われるようになったという。これより古くから宮中で行われていた鎮魂祭,大嘗祭(だいじようさい)の清暑堂神宴,賀茂臨時祭の還立(かえりだち)の御神楽,平安遷都以前から皇居の地にあった神を祭る園韓神祭(そのからかみさい)等の先行儀礼が融合・整理されて,採物(とりもの),韓神,前張(さいばり),朝倉,其駒(そのこま)という〈内侍所の御神楽〉の基本形式が定まり,以来人長(にんぢよう)作法,神楽歌の曲目の増減等,時代による変遷はあったものの,皇室祭儀の最も重要なものとして,よく古式を伝えて今日にいたっている。 御神楽は夕刻から深夜にかけて,神前の庭に幕を張って楽人の座を設け,庭火を焚いて座を清め,これを明りとして行われる。…

※「韓神」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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