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音楽配信サービス おんがくはいしんさーびす music download service

5件 の用語解説(音楽配信サービスの意味・用語解説を検索)

知恵蔵の解説

音楽配信サービス

インターネットなどを介し、音楽をデジタルデータとして配信・販売するサービスのこと。ブロードバンド回線の普及に伴い、1曲数MB(メガバイト)から数十MB程度の音楽であれば数分以内にダウンロードができるようになったことから、普及し始めている。もともとは、2000年頃、インターネットを介して音楽データ海賊版を違法に流通させる行為が一般化したことに端を発し、「無料でコピーがやりとりされるなら、安く有料販売した方が理にかなう」との目的からスタートした。海外では、03年10月に米アップルコンピュータが開始した「iTunes Music Store」(iTMS、06年9月よりiTunes Store)が、1曲当たり99セントという価格から人気となり、一気に一般化した。日本では、00年4月に、ソニー・ミュージックエンタテインメントを中心に、複数の音楽出版社が共同出資したレーベルゲート社がサービスを開始したものの、1曲当たり300円以上と高価な上に、ダウンロードなどの手続きが煩雑であることから、ほとんど普及しなかった。iTMSがサービスを開始する際にも、音楽著作権者との交渉が長引き、米国でのサービス開始から2年後の05年8月にようやくサービスが開始され、普及に弾みがついた。日本の場合は、パソコン向けのサービスよりも、むしろ携帯電話向けの着信音声(通称「着うた」「着メロ」)販売が先行して大きなビジネスになっているのが実情。ただし、パソコン用の配信サービスに比べ、1曲当たり50円から100円程度高く、音質も良くないこと、また一部の例外を除き、購入した楽曲を携帯電話でしか聴けないという閉鎖性から、利用者側には不満の声も少なくない

(斎藤幾郎 ライター / 西田宗千佳 フリージャーナリスト / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
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デジタル大辞泉の解説

おんがくはいしん‐サービス【音楽配信サービス】

インターネットを通じて配信される音楽のデジタルデータを、パソコンや携帯電話などにダウンロードして楽しめるサービス。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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IT用語がわかる辞典の解説

おんがくはいしんサービス【音楽配信サービス】

インターネットを通じて、デジタル化された楽曲データを販売するサービス。一般的に楽曲データはパソコンやデジタルオーディオプレーヤーで再生可能なAACWMAATRACなどの圧縮方式を採用し、 複製を制限するDRMが施されている。携帯電話向けのサービスもある。◇「音楽ダウンロードサービス」「デジタル音楽販売」「オンライン音楽配信」ともいう。

出典|講談社
(C)Kodansha 2011.
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大辞林 第三版の解説

おんがくはいしんサービス【音楽配信サービス】

インターネットを介して音楽データを配信(販売)するサービスやシステムの総称。ユーザーは好みの曲をパソコンなどにダウンロードし、専用のソフトや機器を使って再生する。オンライン音楽配信(サービス)。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

音楽配信サービス
おんがくはいしんさーびす

インターネットを通じて楽曲のデジタルデータを提供し、パソコンやスマートフォン、オーディオ機器携帯音楽プレーヤーなどの再生機器で音楽を聴くことができるようにするサービスの総称。大容量のデータを高速でやりとりするインターネット通信が、有線や無線を使ったLAN(ラン)を基盤とした環境だけでなく、携帯電話などの移動体通信においても一般化し、リスナーにとって音楽配信元や聴き方の選択肢が広がっている。パソコンなどの記憶装置にいったんダウンロードして楽曲データを取り込んでおき、携帯端末に転送して再生するダウンロード型音楽配信サービスに加え、スマートフォンなどの移動体通信を利用し、楽曲のデータを受信しながら再生するストリーミング型音楽配信サービスの定着も進んでいる。
 音楽配信サービスは、2013年(平成25)ごろから急増した。一般社団法人日本レコード協会の統計によると、2014年にはダウンロード型サービスを利用したアルバム購入の売上は対前年比121%となり、また、サブスクリプションとよばれる定額制音楽配信サービスは同288%と大きく増加した。国際レコード産業連盟(IFPI:International Federation of the Phonographic Industry)によると、世界の音楽配信(ダウンロードおよびストリーミング)の2014年の売上高は68億5000万ドルに達し、初めてCDなどの音楽ソフトの販売額を上回った。その理由として、サブスクリプションが急速に浸透している点があげられる。[編集部]

ダウンロード型音楽配信サービス

ユーザーが携帯端末メーカーやオーディオ機器メーカー、通信事業者、レコード会社などが運営するインターネット上のサイトを通じて、楽曲のデジタルデータを購入し、パソコン、携帯音楽プレーヤー、スマートフォンなどにダウンロードして音楽を聴けるようにするサービスである。パソコンや携帯端末に取り込まれたデータは、そのまま再生するか、利用したい携帯端末に転送や複製したうえで再生する。通常は、利用者自身がCDなどから取り込んだ他の楽曲などのデータと一緒に管理することが可能である。シングルトラックやアルバム、テーマに基づくプレイリストなどの単位で楽曲を購入でき、1曲当りの料金は100円から数百円程度で、CDを買うよりも割安に設定されている。
 ダウンロード型音楽配信は、もっとも一般的なサービスであり、アメリカのアップル社が手がけるアイチューンズ・ストアiTunes Storeをはじめ、CDよりも高音質のハイレゾ音源に特化したイー・オンキョー・ミュージックe-onkyo musicなど、さまざまなサービスが展開されている。配信データのファイルフォーマットは、汎用性の高いMP3やAAC形式、ハイレゾ音源ではデータ圧縮による劣化が起こりにくい可逆圧縮形式のWAV(ウェーブ)やFLAC(フラック)などが採用されている。[編集部]

サブスクリプション型音楽配信サービス

毎月一定額の利用料を音楽配信サービスの運営会社に支払い、インターネット上のサーバーに登録されている楽曲を無制限に聴くことができるサービス。定額制音楽配信サービスともよばれる。英語ではmusic streaming service。ユーザーはインターネットに接続された状態のパソコン、スマートフォン、タブレット型端末などの専用アプリで、楽曲のデータをダウンロードしながらストリーミングによって聴く。そのため、スマートフォンなどの通信回線の契約内容によっては、データ通信量が増大し、別途データ通信料金が必要になる場合がある。認証された携帯端末などにあらかじめ楽曲のデータをダウンロードしておき、通信回線がオフラインの状態でも聴くことができるサービスもある。月額料金は500円から2000円程度が中心で、1曲単位で数百円ずつ課金されるダウンロード型と比べると割安感がある。最大手のスポティファイSpotifyをはじめ、アップル社のアップルミュージックなどがサービスを提供している。
 なお、サブスクリプション型音楽配信サービスの一種として、ユーザーの嗜好(しこう)や視聴履歴などのデータを分析し、最適な音楽プレイリストを生成して、自動的に好みの音楽をストリーミングで聴くことができるサービスがある。これをインターネットラジオ型音楽配信サービスとよび、ラジオ型サービスともいう。世界中で急速に拡大しており、スポティファイやアメリカのパンドラ・インターネット・ラジオPandora Internet Radioなどをはじめ、多くの図書館で採用されているクラシック中心のサブスクリプション型音楽配信サービス、ナクソス・ミュージック・ライブラリー(NML:Naxos Music Library)などがある。
 日本ではレコード会社が共同で運営しているダウンロード型音楽配信サービスのレコチョクが、定額制聴き放題のストリーミングサービスであるレコチョクBestを2013年に開始した。このほかにも、NTTのひかりTVミュージック、ドコモのdヒッツ、有線放送USEN社のスマホでUSENなどがある。また、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のLINE(ライン)が、2014年12月にサブスクリプション型音楽配信サービスを行うLINE MUSICを設立した。[編集部]

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