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響銅/胡銅器 サハリ

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デジタル大辞泉の解説

さはり【響銅/胡器】

銅合金の一。鉛・錫(すず)、ときに少量の銀を加えたもの。また、それで作った仏具・皿・鉢など。茶の湯での建水・花入れなどに転用される。さわり
[補説]「さふら(鈔羅)」の変化した語かといわれる。「砂張」「佐波理」などとも書く。

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世界大百科事典 第2版の解説

さはり【響銅】

銅にスズ,鉛を加えた合金で,たたくと良い音を発するため響銅と書かれ,佐波理とも書かれる。その語源は《箋注和名抄》では,鈔鑼が沙不良,佐波利と転訛したものという。正倉院文書に〈羅五重鋺〉という記述があり,〈羅〉は佐波理を指すものと推定される。佐波理は鋳造,挽物(ひきもの)仕上げに適した銅合金で,東京国立博物館法隆寺献納宝物中の加盤などがこれに当たると考えられる。正倉院宝物中の加盤の表面観察結果では,銅にスズ,鉛が数%含まれていることが報告されている。

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食器・調理器具がわかる辞典の解説

さはり【響銅/胡銅器】

銅、錫(すず)、鉛の合金。また、それで作った碗形のうつわ、鍋、仏具など。鍋は和菓子のあんや飴を練るのに用いる。茶道では、建水(けんすい)や花器などに転用する。また、叩くと良い音がすることから読経の際の打ち鳴らしにも用いる。

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世界大百科事典内の響銅/胡銅器の言及

【銅合金】より

…近代の白銅はニッケルを指している。(3)佐波理(さはり) 銅にスズ,鉛を加えた合金で,たたくとよい音を発するため響銅(さはり)とも書く。サハリの語は《和名抄》によると新羅の〈サフラ〉から転訛したという。…

※「響銅/胡銅器」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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