(読み)ライ

デジタル大辞泉の解説

らい【頼】[漢字項目]

常用漢字] [音]ライ(呉)(漢) [訓]たのむ たのもしい たよる
あてにする。たのみとする。「頼信紙依頼信頼無頼
[名のり]のり・よ・よし・より
[難読]頼母子講(たのもしこう)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

たのめ【頼】

〘名〙 (下二段動詞「たのむ(頼)」の連用形の名詞化) 頼みに思わせること。あてにさせること。たのめごと。
※源氏(1001‐14頃)夕顔「行くさきの御たのめいとこちたし」

たのもし・い【頼】

〘形口〙 たのもし 〘形シク〙 (動詞「たのむ(頼)」の形容詞化)
① 他をみて、それが頼みにできるさまである。たよれるさまである。また、頼みに思うことからくる主観的な気持や判断を示して、心強い。気強い。
※続日本後紀‐天長一〇年(833)二月二八日・宣命「仁孝も兼厚くして、太能毛之久(タノモシク)おだひしくあり」
※平家(13C前)七「維盛卿『行すへとてもたのもしうも候はず』とて」
② 希望をもって期待されるさまである。楽しみなさまである。
※枕(10C終)一四二「またあべしと思へばたのもしきを」
※安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉二「地球(せかい)の中の強国となるとおもへばなんとたのもしいことではないか」
③ 裕福である。金銭などに恵まれていてたのしいさまである。
※宇治拾遺(1221頃)一〇「われは、わかかりし折は、まことにたのもしくてありし身なり」
[補注]中世のキリシタン文献には、終止形や連体形を名詞として用いた例がある。「天草本平家‐四」に「コレヲ ミヤコエ カエシ イレラレバ キミワ ナンノ votanomoxide(ヲタノモシデ) ヨニモ ゴザラウゾ」「ぎやどぺかどる‐下」に「悪をさけ、でうすを迎へ奉る事、是真の頼母敷也」など。
たのもし‐が・る
〘自ラ五(四)〙
たのもし‐げ
〘形動〙
たのもし‐さ
〘名〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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