デジタル大辞泉
「飛燕」の意味・読み・例文・類語
ひ‐えん【飛×燕】
1 飛んでいるつばめ。《季 春》
2 武道などで、つばめのようにすばやく身をひるがえすこと。「飛燕の早業」
3 旧日本陸軍の単座戦闘機。制式名称は三式戦闘機。液冷エンジンを装備。最大時速580キロ。
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ひ‐えん【飛燕】
- [ 1 ] 〘 名詞 〙
- ① 飛んでいる燕(つばめ)。《 季語・春 》
- [初出の実例]「和巨内記春日四詠 一首 朝鹿取 飛燕」(出典:文華秀麗集(818)下)
- [その他の文献]〔庾信‐哀江南賦〕
- ② 剣術などで、飛ぶ燕のように敏捷に身を翻すこと。
- ③ 旧日本陸軍の戦闘機の機種名。液冷エンジンを装備。初飛行は昭和一六年(一九四一)一二月。最大時速五九二キロメートル、航続距離六〇〇キロメートル。正式名称は三式戦闘機。単発単座。
- [ 2 ] 中国、前漢の成帝の皇后、趙飛燕のこと。身軽く舞をよくしたので、こう呼ばれた。
- [初出の実例]「赫奕姫が鼻筋、飛燕(ヒヱン)が腰つき」(出典:談義本・根無草(1763‐69)前)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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飛燕
ひえん
日本陸軍が太平洋戦争中に使用した三式戦闘機。川崎航空機によって開発され,日本機らしからぬ外形の液冷エンジンをもつ戦闘機として 1943年制式採用,太平洋戦争後半のニューギニア,フィリピン,セレベスなどの戦線で攻撃や船団護衛に使われた。しかし液冷エンジンのために動力系統の故障が多く,内地でもエンジンのない「首なし飛燕」が工場に並ぶありさまだった。生産数は 2833機。I型は 1175馬力エンジン1,乗員1,全長 8.75m,総重量 2950kg,最大速度時速 591km,航続距離 1000km。武装は 12.7mm機関銃4,250kg爆弾2。なお,飛燕のエンジンを空冷の金星 (1500馬力) に変更した五式戦闘機は 1945年3月に採用され,本土防空に使われた。五式戦闘機は,乗員1,全長 8.82m,総重量 3495kg,最大速度時速 580km,航続距離 2200km。武装 20mm機関砲2,12.7mm機関銃2,250kg爆弾2。生産数は 390機。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報
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世界大百科事典(旧版)内の飛燕の言及
【趙飛燕】より
…中国,前漢末の女性で,成帝の皇后。もと踊り子の出で,軽快な身のこなしが燕を思わせるところから飛燕と称された。成帝に見そめられて,妹とともに後宮に入り,帝の寵愛を一身に集めて栄華を誇った。…
※「飛燕」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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