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飛燕 ひえん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

飛燕
ひえん

日本陸軍が太平洋戦争中に使用した三式戦闘機。川崎航空機によって開発され,日本機らしからぬ外形の液冷エンジンをもつ戦闘機として 1943年制式採用,太平洋戦争後半のニューギニア,フィリピン,セレベスなどの戦線で攻撃や船団護衛に使われた。しかし液冷エンジンのために動力系統の故障が多く,内地でもエンジンのない「首なし飛」が工場に並ぶありさまだった。生産数は 2833機。I型は 1175馬力エンジン1,乗員1,全長 8.75m,総重量 2950kg,最大速度時速 591km,航続距離 1000km。武装は 12.7mm機関銃4,250kg爆弾2。なお,飛燕のエンジンを空冷の金星 (1500馬力) に変更した五式戦闘機は 1945年3月に採用され,本土防空に使われた。五式戦闘機は,乗員1,全長 8.82m,総重量 3495kg,最大速度時速 580km,航続距離 2200km。武装 20mm機関砲2,12.7mm機関銃2,250kg爆弾2。生産数は 390機。

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デジタル大辞泉の解説

ひ‐えん【飛×燕】

飛んでいるつばめ。 春》
武道などで、つばめのようにすばやく身をひるがえすこと。「飛燕の早業」
旧日本陸軍の単座戦闘機。制式名称は三式戦闘機。液冷エンジンを装備。最大時速580キロ。

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大辞林 第三版の解説

ひえん【飛燕】

飛んでいるつばめ。
旧陸軍の三式単座戦闘機。液冷エンジンを搭載して高速化を図った。

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世界大百科事典内の飛燕の言及

【趙飛燕】より

…中国,前漢末の女性で,成帝の皇后。もと踊り子の出で,軽快な身のこなしが燕を思わせるところから飛燕と称された。成帝に見そめられて,妹とともに後宮に入り,帝の寵愛を一身に集めて栄華を誇った。…

※「飛燕」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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