高橋残夢(読み)タカハシザンム

デジタル大辞泉 「高橋残夢」の意味・読み・例文・類語

たかはし‐ざんむ【高橋残夢】

[1775~1851]江戸後期の国学者京都の人。香川景樹師事し、国語語源研究で一音一義説を唱えた。著「残の夢」「言霊名義考」「国字定源」など。

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精選版 日本国語大辞典 「高橋残夢」の意味・読み・例文・類語

たかはし‐ざんむ【高橋残夢】

  1. 江戸後期の歌人。国語学者。京都の人。本名正澄。号、清園。香川景樹に師事。古歌を研究し、言霊によって語源を説こうとして、一音一義説を唱えた。家集に「塵室草露」「残の夢」など、語学書に「霊の宿」「国語本義」「石上枕辞例」など。安永四~嘉永四年(一七七五‐一八五一

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「高橋残夢」の解説

高橋残夢 たかはし-ざんむ

1775-1851 江戸時代後期の国学者,歌人。
安永4年生まれ。大坂にすみ,鴨祐為(かも-すけため)に歌をまなび,のち香川景樹(かげき)に入門。言霊(ことだま)説をとなえた。嘉永(かえい)4年2月27日死去。77歳。京都出身。本姓平松。名ははじめ正徴,正澄(まさずみ)。通称は元右衛門。号は清園,有所遊居。歌集に「残の夢」,著作に「国字定源」など。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「高橋残夢」の意味・わかりやすい解説

高橋残夢
たかはしざんむ

[生]安永4(1775).京都
[没]嘉永4(1851).2.27. 摂津,福島
江戸時代後期の国学者。名は正澄。号は清園。和歌を香川景樹に学び,のち大坂に出て,桂門の指導にあたり,霊説を唱えた。著書『霊の宿』 (1836) ,『言霊古言考』 (45) 。

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