鮫島重雄(読み)サメジマ シゲオ

20世紀日本人名事典 「鮫島重雄」の解説

鮫島 重雄
サメジマ シゲオ

明治〜昭和期の陸軍大将,男爵



生年
嘉永2年8月8日(1849年)

没年
昭和3(1928)年4月17日

出生地
薩摩国鹿児島(鹿児島県)

学歴〔年〕
陸士卒

経歴
薩摩藩士の二男として生まれる。明治4年御親兵の一員となり上京、8年工兵少尉に任官。日清戦争には近衛師団参謀長として出征。33年由良要塞司令官、35年東京湾要塞司令官を務め、37年日露戦争の旅順攻撃で戦傷を負った土屋光春に代わって第11師団長に就任乃木希典第3軍司令官に砲兵との協力作戦を進言して旅順攻略を成功に導いた。39年第14師団長。44年大将に昇進した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鮫島重雄」の解説

鮫島重雄 さめしま-しげお

1849-1928 明治時代軍人
嘉永(かえい)2年9月6日生まれ。鮫島藤兵衛の次男。明治8年工兵少尉。近衛師団参謀,東京湾要塞(ようさい)司令官などをへて,39年第十四師団長。日露戦争では第十一師団長として旅順攻略法について乃木希典(のぎ-まれすけ)司令官に献策。44年陸軍大将。昭和3年4月17日死去。80歳。薩摩(さつま)(鹿児島県)出身

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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