鳥打帽子(読み)トリウチボウシ

デジタル大辞泉 「鳥打帽子」の意味・読み・例文・類語

とりうち‐ぼうし【鳥打(ち)帽子】

狩猟などに用いたところから》前びさしのついた丸く平たい帽子ハンチング。鳥打ち帽。
[類語]被り物帽子山高帽子シルクハット中折れハンチングかんかん帽ベレーボンネットシャッポキャップハットソフト帽麦藁帽子パナマ帽制帽学帽角帽チロリアンハットテンガロンハットトルコ帽正ちゃん帽鳥打ち帽ビーニー

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精選版 日本国語大辞典 「鳥打帽子」の意味・読み・例文・類語

とりうち‐ぼうし【鳥打帽子】

  1. 〘 名詞 〙 ( 鳥猟などに用いたところから ) ひさしをつけた平たくまるい軽便な帽子。とりうちぼう。とりうち。ハンチング。
    1. [初出の実例]「鳥打帽子懐中手の男」(出典:風俗画報‐一六五号(1898)人事門)

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改訂新版 世界大百科事典 「鳥打帽子」の意味・わかりやすい解説

鳥打帽子 (とりうちぼうし)

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世界大百科事典(旧版)内の鳥打帽子の言及

【ハンチング】より

…正しくはハンティング・キャップhunting cap。単にキャップともいう。フランスではカスケットcasquetteと呼ばれる。19世紀半ば,イギリスの上流社会の人たちが狩猟の際にかぶったのが初めとされている。日本には明治以後とり入れられ,鳥打帽と呼ばれて和服姿にも親しまれた。クラウン(頭頂部)が平らで前びさしがつき,6枚,8枚または1枚天井の布または皮で作られている。旅行,スポーツ,ゴルフ,散歩などに幅広く用いられている。…

※「鳥打帽子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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