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角帽 カクボウ

デジタル大辞泉の解説

かく‐ぼう【角帽】

男子の大学生の着用する、上部がひし形の子。また、転じて、大学生のこと。
「―は勢いよく立ち上がり」〈白鳥一発屋

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世界大百科事典 第2版の解説

かくぼう【角帽】

大学生のかぶる帽子。1886年,東京大学が帝国大学と改称し,学生の制服を定めたとき,以前に和田義睦山口鋭之助の2学生が提案して許可され有志がかぶっていた帽子を,制帽として採用した。頂上が四であるところからこの名がつけられ,明治時代には角帽は帝国大学生の異名であった。欧米の大学の礼装帽を模したといわれるが,前面のつばは日本独特のもの。校章は〈大学〉の文字をデザイン化したもので,東京帝国大学以外の帝大もそれに準じ,以降に設立された官立単科大学もほぼ同様であった。

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大辞林 第三版の解説

かくぼう【角帽】

上部が角形をした帽子。大学の学生帽とされる。
大学生。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

角帽
かくぼう

大学生が学帽としてかぶる、上部が平たく四角くて、頭のかぶり口がぴったりしたもの。13世紀以後、男性がかぶり始めたビレッタbirettaとよばれる縁なし帽が、16世紀になって学者や聖職者のかぶる堅い形を整えた帽子となり、角帽のもととなった。オックスフォード大学やケンブリッジ大学では、14世紀以来用いられている。欧米の大学では卒業式など儀式の際に、平たい部分の中央に房飾りのついたものをかぶる。日本では東京大学の前身の大学予備門が制帽として1885年(明治18)ごろ採用したのが始まり。以来、官立・私立の大学の学帽として着用されてきた。この帽子はひさしがついている。また、早稲田(わせだ)大学のように角(かど)がとがった四角い頂部のものもある。最近はしだいにかぶられなくなってきている。[浦上信子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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