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鴻海精密工業

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

鴻海精密工業

台湾に本社を置く世界最大手の電子機器の受託製造企業で、1974年に郭台銘氏が創業した。米アップルやソニー、ソフトバンクなど、世界の大手企業から生産を請け負っている。売上高は2015年12月期で約16兆円。

(2016-02-25 朝日新聞 夕刊 1総合)

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知恵蔵miniの解説

鴻海精密工業

台湾に本社をもつ世界最大のEMS(電子機器受託製造サービス)企業。鴻海精密工業股份有限公司。企業ブランド名は「Foxconn」。郭台銘(テリー・ゴウ)が1974年2月20日に創設し、85年2月28日に現社名となった。鴻海グループの中核企業として2010年までに全世界で3万件以上の特許を得ており、15年7-9月(第3四半期)の純利益は前年同期比11%増の379億台湾ドル(約1420億円)、売上高は1兆700億台湾ドル、従業員数100万人超となっている。12年には経営危機に陥ったシャープへの支援を表明したが前進せず、郭台銘会長は16年1月、再度出資を伴う経営支援を提案する意向を示した。

(2016-1-18)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

鴻海精密工業
ホンハイせいみつこうぎょう

タイワン(台湾)の EMS(electric manufacturing service。電子機器受託生産)企業。世界最大手の EMS企業であり,台湾最大の企業。1974年郭台銘(テリー・ゴウ)が鴻海プラスチックとして創設。当初はプラスチック部品を製造したが,1980年代からコネクタなどパーソナルコンピュータ部品の製造を手がけるとともに,アメリカ合衆国や中国などに進出。2000年代以降,世界のブランド企業が製品・部品製造の外注比率を高めるなか,EMS企業として成長した。日本ではシャープの買収によって一挙にその存在が注目された。2010年頃から液晶不況の直撃を受けて過剰設備投資に苦しんでいたシャープは,当初,官民出資の投資ファンドである産業革新機構からの支援を軸に再建を模索していた。しかし 2016年3月末,鴻海が 3888億円の第三者割当増資を引き受け,議決権数ベースで 66%のシャープの筆頭株主となり,その後も資本参加を拡大,傘下企業とした。台湾資本による日本企業の買収としても,EMS企業による伝統的な電気機器製造企業の買収としても,歴史に残る出来事となった。

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