鶴岡政男(読み)つるおかまさお

日本大百科全書(ニッポニカ) 「鶴岡政男」の意味・わかりやすい解説

鶴岡政男
つるおかまさお
(1907―1979)

洋画家群馬県生まれ。太平洋画会研究所に入り、昭和初め一九三〇年協会展に出品、洪原会、NOVA(ノバ)美術協会の会員として活躍、また第二次世界大戦末期に同志新人画会を結成する。1947年(昭和22)自由美術家協会の会員となる。第2回サンパウロ・ビエンナーレ展出品。第7回日本国際美術展で優秀賞、第8回展に『青いカーテン』を出品、東京国立近代美術館賞を受け、翌66年の現代日本美術展で神奈川県立近代美術館賞を受賞

[小倉忠夫]

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鶴岡政男」の解説

鶴岡政男 つるおか-まさお

1907-1979 昭和時代の洋画家
明治40年2月16日生まれ。太平洋画会研究所でまなぶ。洪原会,NOVA美術協会で活動し,昭和18年松本竣介,靉光(あいみつ)らと新人画会を結成した。戦後は自由美術家協会会員。29,41年現代日本美術展,38,40年日本国際美術展で受賞。昭和54年9月27日死去。72歳。群馬県出身。代表作に「重い手」「青いカーテン」。

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百科事典マイペディア 「鶴岡政男」の意味・わかりやすい解説

鶴岡政男【つるおかまさお】

画家。群馬県生れ。1922年太平洋画会研究所に学ぶ。1930年NOVA美術協会結成。1937年応召し中国出征。1947年自由美術家協会会員。LSDによる実験制作なども行った。現実風刺から幾何学的抽象まで,画風の幅は広い。1979年群馬県立近代美術館で個展。代表作《重い手》《夜の群像》。

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