鷲子山上神社(読み)とりのこさんじようじんじや

日本歴史地名大系 「鷲子山上神社」の解説

鷲子山上神社
とりのこさんじようじんじや

[現在地名]美和村鷲子

鷲子山上の杉木立の中に鎮座する。祭神天日鷲命・大己貴命・少彦名命。旧郷社。社伝によると大同二年(八〇七)宝珠が、天日鷲命を祀る阿波の鷹山上神社より分霊を鷲子山上に奉斎し鷲権現と唱え、のち現社名に改称したという。里人は製紙の業に成功したため天日鷲命を祀ると伝える。天日鷲命については「古語拾遺」の天神大神の項に「殖穀木かちのき以為白和幣」と記す。


鷲子山上神社
とりのこさんじようじんじや

[現在地名]馬頭町矢又

茨城県との県境、鷲子山の山頂付近にある。祭神は天日鷲命、相殿に大穴持命・少彦名命を配祀。旧郷社。社伝によれば大同二年(八〇七)宝珠上人の勧請と伝える。その後、源頼朝社殿造営、建保二年(一二一四)には源実朝も永銭を献納したという。慶安元年(一六四八)徳川家光から常陸鷲子村(現茨城県那珂郡美和村)に一〇石、矢又やまた村に一〇石の朱印地を与えられた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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