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黄文本実 きぶみの ほんじつ

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

黄文本実 きぶみの-ほんじつ

?-? 飛鳥(あすか)時代の官吏。
高句麗(こうくり)(朝鮮)からの渡来人の子孫で,技師や絵師を家職とした。天智(てんじ)天皇10年(671)水臬(みずはかり)(水準器)を献上。鋳銭司,殯宮司(ひんきゅうし)などをつとめた。姓は黄書ともかく。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

世界大百科事典 第2版の解説

きぶみのほんじつ【黄文本実】

7世紀後半から8世紀初め(白鳳時代)の画家,技術者。生没年不詳。黄書本実とも記す。天智,天武,持統,文武の4代にわたり宮廷に仕え,従五位下に上る。《日本書紀》《続日本紀》によれば671年(天智10)水臬(みずはかり)を献じ,694年(持統8)鋳銭司に任ぜられた。702年(大宝2)の持統天皇,707年(慶雲4)の文武天皇の両帝崩御に当たり,殯宮司を務め,さらに同年装束司となった。薬師寺《仏足石碑》銘によれば,唐の王玄策が中天竺で転写した仏足石図を日本使人黄書本実が唐普光寺で再転写し請来したという。

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世界大百科事典内の黄文本実の言及

【仏教図像】より

…釈迦の足跡とされる仏足石の図様が,インドより日本に伝えられた好例である。すなわち唐王玄策が,インド華氏城にあった仏足石よりその図を写し取って中国にもたらしたものを,渡唐した黄文本実(きぶみのほんじつ)が唐普光寺においてさらに転写して日本に請来し,753年(天平勝宝5)興福寺において石に刻したと伝えるものである。このような場合の図像は概して彩色のない墨線のみで,しかも簡単な略画が多く白描図像ともいわれる。…

※「黄文本実」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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