コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

家職 カショク

大辞林 第三版の解説

かしょく【家職】

家の職業。家業。 「 -を継ぐ」
武家・華族などで、事務を執る人。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

家職
かしょく

平安中期以降に現れた、中央官制における特定の「家(いえ)」(家系)による特定官職の世襲的請負制度の観念。10世紀以降、律令国家における官司の再編成が進み、技能や学術面の特定の官職に特定の「家」の出身者が世襲的に就任する傾向が強まった。史料上にも礼家(れいけ)、薬家(やくけ)、法家(ほうけ)、経家(きょうけ)、暦家(れきけ)などがみられ、家学として算道に通じた小槻(おづき)氏は太政官弁官局(べんかんきょく)の主宰を世襲して官務家(かんむけ)と呼ばれるようになり、また明経道(みょうぎょうどう)に通じた中原氏・清原氏が外記(げき)局に世襲的に就くようになる。こうした業務の独占的世襲(官司請負(かんしうけおい))は中央官制の変質を余儀なくさせ、官司は個々に分離独立して完結的に業務を行い、その業務と収益が不可分に結びつけられる官庁運営方式を生み出した。また武門の棟梁としての武家も、こうした流れの中で軍事警察力を分担する武芸の家としての役割を負ったものと考えられている。[木内正広]
『佐藤進一著『日本の中世国家』(2007・岩波現代文庫)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

家職の関連キーワード山内首藤時通(2)谷村嘉順(2代)大黒常是(9代)青木宗鳳(2代)ミニステリアーレ日本山海名産図会本阿弥光甫本阿弥光悦二階堂忠行木村蒹葭堂平家没官領種岡兼一郎五十嵐華亭北村季春土御門家到津公煕石出帯刀鈴鹿連胤山本由之吉成高好

今日のキーワード

スタットキャスト

大リーグの全30球場に高精度カメラやレーダーを設置し、ボールや選手の動きを細かく分析。走攻守全てで、これまで分からなかったデータを解析し、試合やチーム作りに生かせる。例えば投手では、投げる球種の回転数...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

家職の関連情報