黄金律(読み)オウゴンリツ

百科事典マイペディアの解説

黄金律【おうごんりつ】

英語でGolden Rule。キリストが山上の垂訓中に示したとされるキリスト教の根本的倫理。すなわち,〈なにごとでも人びとからしてもらいたいことは,すべてそのとおり人びとにもしてあげなさい〉(《マタイによる福音書》7:12,《ルカによる福音書》6:31)という教え。

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世界大百科事典 第2版の解説

おうごんりつ【黄金律 Golden Rule】

《マタイによる福音書》7章12節,《ルカによる福音書》6章31節に現れるイエスの言葉〈何事でも人々からしてほしいと望むことは,人々にもそのとおりにせよ〉に付された名称。キリスト教倫理の根本原理として尊重されるが,この名称自体は近代以降のものとされている。元来は素朴な応報思想に基づく格言で,紀元前後のユダヤ社会で広く人口膾炙かいしや)していたと思われ,古いラビ文献その他にも否定形〈~してほしくないことは,人々にもするな〉において知られているから,直ちにイエスの真正な言葉であるとは断定しがたい。

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精選版 日本国語大辞典の解説

おうごん‐りつ ワウゴン‥【黄金律】

〘名〙 (golden rule の訳語) 「新約聖書」のマタイ伝(第七章第一二節)の教訓。俗に、「あなたがしてもらいたいようにしなさい」と簡約される。

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