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黒炭 くろずみ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

黒炭
くろずみ

「どがま」ともいう。木炭の一つで,白炭に比較して,堅さ,燃焼持続時間などの点では劣るが,着火点が 320~450℃で,瞬間時における火力は強い。発熱量は 7000~8000cal/gである。大部分が暖房,炊事,乾燥用の燃料に用いられるが,近年は土壌改良用,飼料用,し尿浄化槽用など,燃料以外の用途が注目されている。製炭工程のうち,精練 (ねらし) のとき,最高 700℃ぐらいにとどめて,窯口と煙道口をふさいで窯内で消火,冷却すると得られる。表面は樹皮がつき黒色を呈する。用材はくぬぎ,こなら,かしなどで,コナラ属の黒炭は良質とされる。特にくぬぎは最良の炭材であり,茶道用に利用される。一般燃料としてはなら黒炭が用いられる。池田,佐倉,岩手などが有名。炭素 85~93%,水分7~8%,硬度は約8,真比重は黒炭平均で 1.577である。一般にコナラ属のものは硬く,松材は軟らかい。

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デジタル大辞泉の解説

くろ‐ずみ【黒炭】

木炭の一種。土窯(どがま)で焼き、そのまま消火させるので、黒色で質が軟らかい。白炭(しろずみ)に比べて火のつきがよい。くろめ。どがまずみ。

こく‐たん【黒炭】

瀝青炭(れきせいたん)

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百科事典マイペディアの解説

黒炭【くろずみ】

木炭の一種。クヌギ,ナラ,ブナ等を原料とし,土窯で焼き,炭化が完了したら窯の口を閉じ,冷却後取り出す。黒色を呈し,多孔質でやわらかく火つきがよい。→白炭(しろずみ)

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大辞林 第三版の解説

くろずみ【黒炭】

クヌギ・ナラノキなどを土窯どがまで焼き、窯の中で自然に消火させた軟らかい木炭。どがまずみ。やわらかずみ。くろめ。 ↔ 白炭

こくたん【黒炭】

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世界大百科事典内の黒炭の言及

【炭】より

…炭を主目的として木材を炭化することを製炭といい,炭焼きともいう。木炭は炭窯で造られた黒炭,白炭のほかに,乾留でできた乾留炭があり,木材の不完全燃焼でできた残渣の消炭も木炭である。木炭は黒鉛,石炭,コークス類と同じ無定形炭素の一種である。…

※「黒炭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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