森 遷(読み)モリ セン

20世紀日本人名事典 「森 遷」の解説

森 遷
モリ セン

明治期の官吏 香川県議。



生年
嘉永4年1月19日(1851年)

没年
大正14(1925)年5月4日

出生地
讃岐小豆郡上村(香川県)

旧姓(旧名)
大橋

主な受賞名〔年〕
藍綬褒章〔大正2年〕

経歴
万延元年(1860年)多々羅文雅の従弟となり、明治元年極楽寺の住職就任。5年還俗して喬木遷と改名。7年森家の婿養子となる。小学校教員を経て、小豆郡書記、香川県議などを歴任。35年から果樹園を営み、除虫菊の栽培に力を注いだ。また「小豆郡誌」の編集や名勝寒霞渓の保護・紹介にも携わった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「森 遷」の解説

森遷 もり-せん

1851-1925 明治時代の官吏。
嘉永(かえい)4年1月19日生まれ。讃岐(さぬき)(香川県)小豆郡の人。僧籍にはいったが明治5年還俗(げんぞく)。戸長,小豆郡書記をへて12年郡長となる。産業・教育に治績があり,「小豆郡誌」の編集,名勝寒霞渓(かんかけい)の保護・紹介などに尽力した。大正14年5月4日死去。75歳。本姓は大橋。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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