花や茎に殺虫成分「ピレトリン」を含むキク科の植物。かつての有数の生産地だった和歌山県有田市によると、1880年前後に同市に持ち込まれたとされ、各地で蚊取り線香の原料として栽培された。よく似た化学構造の合成殺虫成分「ピレスロイド」の登場に伴い、需要が減少。近年、ピレスロイドに耐性を持つ蚊の存在が報告されていることから、ピレトリンが注目されている。
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