デジタル大辞泉
「APS」の意味・読み・例文・類語
エー‐ピー‐エス【APS】[advanced photo system]
《advanced photo system》カメラをより小型化し、カメラへの装着と取り出しを容易にした新フィルム様式。フィルムの幅を従来の35ミリから24ミリに小型化してカートリッジに収めたもので、カートリッジごとフィルムの装着・取り出しができる。撮影データなどの磁気情報も記録可能。日本のカメラ・フィルムメーカーにより共同開発され、平成8年(1996)に実用化。平成24年(2012)すべてのメーカーが販売を終了した。
エー‐ピー‐エス【APS】[antiphospholipid antibody syndrome]
《antiphospholipid antibody syndrome/antiphospholipid syndrome》⇒抗燐脂質抗体症候群
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
エー‐ピー‐エス【APS】
〘名〙 (Advanced Photo System の略) カメラを小型化し、フィルムの
装填と取り出しを容易にした写真様式。カートリッジに入れたまま保存するフィルムには磁気素材が塗布され、撮影データなどが記録できる。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
APS
エーピーエス
Advanced Photo System
カメラで従来の 35ミリフィルムより 25%程度小さいカートリッジ式の写真フィルムを,電池を交換するように簡単に装填する方式。新写真システムの略。イーストマン・コダック,富士フイルム,キヤノン,ミノルタ,ニコンの 5社共同開発によるもので,1996年4月にフィルムとカメラが発売された。カートリッジを入れると自動的にフィルムが送り出され,撮り終わると自動的に巻き戻され,カートリッジのまま現像に出し,現像済みフィルムは巻き戻されたままで返される。従来のネガ(→陰画)の代わりに,全コマをまとめて焼き付けたインデックス・プリントを見て焼き増しを指示する。フィルム表面に塗布された透明な磁気素材に,撮影・プリントデータなどを記録でき,専用のフォトスキャナを用いればパーソナル・コンピュータに取り込むこともできた。2012年にフィルムメーカーは APS用フィルムの製造,販売をすべて終了した。APSの名は,デジタルカメラで APS-Cに近いサイズ(23.4mm×16.7mm)の撮像素子の呼び名 APS-Cサイズとして残っている。ただしニコンは DXフォーマットと呼んでいる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
APS【エーピーエス】
アドバンスド・フォト・システムadvanced photo systemの略。コダック,富士写真フイルム,ニコン,キヤノン,ミノルタの5社による新しいフィルム,カメラなどの規格(1996年発売開始)。カートリッジ式で,フィルム幅24mm,画面サイズは16.7mm×30.2mm。撮影時の撮影条件やその他情報を磁気情報化してフィルムベースに記憶するなどの特徴を持つ。
→関連項目カメラ
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
APS
コンパクトカメラの小型化が進み、35mmフィルムより小さなフィルムが求められ、規格化されたフィルムのシステム。同一のフィルムを利用し、APS-C(4:3、35mmフィルム比)、APS-H(16:9、ハイビジョン比)、APS-P(3:1、パノラマ)を切り替えて撮影できる。また、フィルム感度をカメラが自動読み取りしたり、インデックスプリントができるなどさまざまな利点があったが、35mmフィルムを駆逐するほどは普及しなかった。
出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報
出典 内科学 第10版内科学 第10版について 情報